ギターマルチエフェクター BOSS GX-10
いい歳して未だに続けているバンドではエレキギターの音色を頻繁に切り替える必要があり、エフェクターの使用は必須です。色々試したあげく、最近ではBOSSのME-90というギター・マルチエフェクターを使っていました。このモデルは1年前に買い替えたばかりなのですが、コンパクト・エフェクターをいくつも並べた形になっていて音作りのときはツマミを直感的に回すだけというのが気に入って使っていました。しかしながらエフェクターボードなみの大きさと重量(2.7kg)があり、嵩張るし持ち運びには苦労しておりました。加えて液晶ディスプレイがとても小さく2桁しか表示できないため、いま自分が選択しているパッチ(メモリー)については番号のみしかわからないのが不満でした。しかも選択したパッチにどのエフェクトをアサインして、どの程度のレベルでエフェクトを設定したかはPCにインストールしたソフトでしか確認できない仕様でした。音自体はプリアンプのシミュレーションにA.I.R.D.という技術を採用しており、とても良い音を作れるので気に入っていたのですが、もう少しコンパクトでパッチの表示が見やすいものを探していたところでした。
そんな折、Bossから新しいマルチエフェクターが発売されたことを知り、お値段も結構なレベルなので迷ったのですがとうとう買ってしまいました。
写真が新しく買ったギターマルチエフェクターGXー10です。GXー100という先行品のコンパクト版という位置付けになります。小型でエクスプレッションペダル付き、カラー液晶ディスプレイも見やすくページを切り替えるとメモリー内のエフェクトの状態が一目でわかる仕様です。もっともこの液晶パネルはタッチ式でむき出しになっており、早晩壊れると思うので一長一短と思います。保護フィルムの貼付はマニュアルでは禁止されていますがダイソーで買ってきた液晶保護フィルムを貼っても正常に動作するので少し安心して使えます。別売のブルートゥースアダプターを組み込めばスマホでパッチメモリーも修正・管理できるようなのですが、どうせならブルートゥースは標準装備にして液晶ディスプレイは少し小さめでも良かったのにと思ったりしています。
重量は2.2kgとわずかな軽量化にとどまるものの、筐体はかなり縮小したので持ち運びは楽になり、選択したパッチの名称も綺麗に表示されライブでも活躍してくれそうです。私はエレアコ(Godin Multiac Nylon)も使うのですが、エレキギターと入力レベルが違うためハウリングに悩まされていました。しかしGX-10ではギターごとに入力レベルを調節でき、そのデータをパッチごとに記憶させることもできるためギター2台をGX-10に並列に接続して切り替えるのみで入力レベルを揃えることもできます。
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GX-10の大きさ(foot print)はME-90の2/3くらいでしょうか。 |
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